こんにちは、木村久美です。
ネットや本を参考に、資産運用を検討されている方から、
「全世界株式1本さえ持っておけばいい、と聞いて参考にしています。」
とお聞きすることがあります。最近、益々増えていると感じています。
投資スタイルは、何がいいと断定できるものではありません。好みやリスクとの向き合い方で、自由に選べます。
ただし、昨今、増えることに注目しすぎて、リスクが、スルーされているように感じることが多いです。
この記事を読んでから、全世界株式1本で運用をするのか、決めても遅くはありませんよ^^
仮に、月2万円の積立を、20年続けるとしましょう。シミュレーションだと、こういったイメージになります。
楽天証券ホームページより
全世界株式は、ハイリターンの性質です。過去の実績を参考に、期待リターンを、7%で計算しています。
積立総額は480万円です。
それが、1041万円ほどになる、という試算です。
グラフで見ても、ぐーん!と増えていますよね。視覚的に分かりやすいです。
ですが、実際は、こんなキレイな流線にはなりません。過去のデータでは、こうなっています。
楽天証券ホームページより
大人気の、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のチャートです。
短期的には、上がったり下がったりを繰り返しています。
では、老後にお金が必要になったときに、この局面をむかえたら、どうでしょうか。
楽天投信投資顧問ホームページより
2020年の、コロナショックの時です。
資産が、一時的に、約7割も、減ったことになります。
この時は、すぐに相場が持ち直しました。が、もっと以前のリーマンショックの時は、下落前の水準に戻るまでに、5年以上かかっているのです。
では、この2つの時期を合わせて、想定してみます。
7割お金が減った状態からの回復が、5年以上かかることを想像してみてください。
65歳のときに、がんばって、2000万円を貯めていたとしますね。もしその時に、暴落が起きてしまったら、
600万円に減ってしまう可能性がある、ということです。
回復まで待とうと思ったときに、老後の5年って大きくないですか?
そのため、金融の世界では、年代と債券の比率を同じにしておこう、と言われています。
債券の割合は増えますが、株式も含まれています。増えないわけではないのです^^
言い換えれば、全世界株式は、高速を爆走!の運用法です。
早く目標に到達することもあれば、事故で動けなくなることも、あります。
一方、債券を含めた投資は、60キロ走行が可能です。割合を自分で決め、少しスピードをあげたり、落とすことも出来ます。
運用に慣れている人の意見を参考にするだけでなく、「自分に」置き換えて判断することが、大切です。
あなたは、どちらが、気持ちの安心に、つながりますか?
株と債券の、じぶん仕様の組合わせ方は、こちらで詳しくお話しています。
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投資に興味があるけど、なかなか始められないという場合は、おそらく、株式100%の投資は合わないと考えられます。
相場の下落で、日常に支障をきたしたくないので、私も、債券をふくめた分散投資をやっていますよ^^
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昔から定番とされている運用法には、ちゃんと理由があります。